PHPフリーランンスの単価と手取り比較

2026.09.05
  • PHP
  • フリーランス

PHPフリーランスの単価は、経験年数だけでは決まりません。担当工程、フレームワーク、業界知識、稼働日数、出社条件によって大きく変わります。この記事では、提示された月額単価をそのまま比較せず、手取りと契約条件まで確認する方法を整理します。

結論:月額単価ではなく年間の手残りで比較する

同じ月額70万円でも、12か月継続できる案件と、契約の空白が発生する案件では年間収入が異なります。さらに会社員には社会保険料の会社負担、有給休暇、賞与、退職金などがあるため、「会社員の月給」と「フリーランスの月額単価」を直接比較することはできません。

  • 税込・税別のどちらで提示されているか
  • 精算幅と超過・控除単価
  • 支払サイト
  • 契約期間と更新見込み
  • 交通費や機材費の扱い
  • エージェント手数料が提示額に含まれているか

PHP案件の単価を左右する5つの要素

1. 担当できる工程

実装だけでなく、要件整理、設計、レビュー、テスト計画、リリース、運用改善まで担当できると、任せられる範囲が広がります。単に経験年数を伝えるより、「どの工程を一人で進められるか」を具体的に示す方が有効です。

2. Laravel・WordPress以外の周辺技術

PHPに加えて、MySQLの設計・改善、Gitを使ったチーム開発、Docker、AWS、テスト自動化、JavaScriptフレームワークなどを扱えると、バックエンドだけに限定されない案件を検討できます。

3. 改善実績を数字で説明できるか

「ECサイトを開発した」だけでなく、「表示時間を短縮した」「問い合わせ対応を減らした」「手作業を自動化した」など、仕事の結果を数字や変化で説明できると評価されやすくなります。

4. 稼働日数と出社条件

週5日・一部出社が可能な人と、週3日・フルリモート必須の人では、選べる案件数が異なります。希望条件を増やすほど単価が上がるとは限らないため、「必須」と「できれば」を分けておきましょう。

5. 業界・業務知識

EC、決済、物流、人材、医療、会計などの業務知識があると、技術だけでは説明できない強みになります。過去案件を業界、利用者、課題、担当工程、成果の順に整理しておくと相談時に伝えやすくなります。

会社員と比較するときの簡易計算

検討時は、想定月額に稼働月数を掛け、必要経費、社会保険、税金、契約の空白期間に備える資金を差し引いて考えます。

年間売上の試算 = 月額単価 × 想定稼働月数
事業上の手残り = 年間売上 ? 必要経費
生活に使える金額 = 手残り ? 税金・社会保険 ? 予備資金

例えば月額単価だけを12倍するのではなく、更新されなかった場合の準備期間や営業期間も含め、10?11か月稼働のケースでも試算します。これは相場の断定ではなく、資金計画を安全側で考えるための方法です。

エージェントへ確認する質問

  1. この単価は税込ですか、税別ですか。
  2. 精算幅と超過・控除単価はいくらですか。
  3. 契約期間と平均的な更新期間はどの程度ですか。
  4. 出社頻度は今後変更される可能性がありますか。
  5. 求められる工程と、初月に期待される成果は何ですか。
  6. 支払日と、契約終了時の手続を教えてください。

まとめ

PHPフリーランスの案件を比較するときは、月額単価だけで判断せず、年間の稼働見込み、契約条件、必要経費、希望する働き方まで含めて確認します。最初から一社に決めず、同じ希望条件を複数の相談先へ伝え、紹介可能な案件と条件を比較しましょう。